金利の種類:2.固定金利型の特徴
固定金利型
申込時または融資実行時点で、借入当初から完済までの金利が決定している金利型をいい、次のような2つのタイプが存在します。
最初から最後まで金利が変わらない一律タイプ
・金利は申込時または融資実行時に決定したものが完済まで変わらない。
・返済額も変わらない。
途中で金利が変わる段階金利タイプ(途中で金利が変わることが当初から決まっている。)
・通常、当初10年間と11年目以降の金利が異なっている。(11年目以降の金利が高く設定されている。)
・11年目以降の金利は申込時または融資実行日に決定されている。
固定金利型の特徴
住宅ローンの返済計画が立てやすい
固定金利型の住宅ローンは、申込時または融資実行時点で完済時までの金利及び返済金額が決定しているので、将来の金利動向に左右されること無く、返済計画が立てやすいという性質を持っている。また繰上げ返済や教育資金、老後資金準備、自宅の修繕計画など、他の資金計画も立てやすい。
段階金利タイプ
段階金利タイプとは、所定の期間(通常は10年)経過後に、金利が引き上げられる金利タイプのことである。返済の途中で金利は変わるものの、当初の契約段階で11年目以降の金利が予め定められてるために、固定金利型に分類されている。当初期間終了後の返済額は、元利均等返済・元金均等返済ともに、@当初期間終了後の借入残高、A変更後の適用金利、B残返済回数に基いて、改めて算出されることになる。