金利の種類:3.固定金利期間選択型の特徴

固定金利期間選択型

固定金利期間選択型の住宅ローンとは、当初から一定期間の金利が固定されているものをいう。

固定金利期間選択型の仕組み

多くの金融機関で取り扱われている住宅ローンで、借入後、金利が固定される期間には2年、3年、5年、7年、10年、15年、20年、25年などがある。固定金利期間が終了した後は、その時点の金利で改めて固定金利期間選択型や変動金利型を選ぶことになっている。(一部の金融機関の商品では、一度変動金利型を選択すると、再び固定金利期間選択型を選べないようになっている。)
固定金利の期間が短いほど金利が低く設定してあることが一般的で、各金融機関の金利引き下げ対象の代表的な商品となっている。

固定期間終了後の金利動向には注意が必要

固定期間終了後の金利改定により返済額が変更されるので、金利動向には注意が必要。また、固定金利期間終了後の適用金利は、店頭の表示金利から一定の割合で引下げられている商品が多く、その引下げ幅は、金融機関により、店頭金利から-0.4%、-0.7%、-1.0%、-1.6%、-2.2%などさまざまである。固定金利期間終了後の金利引き下げ幅の影響は、残返済期間の長さが長いほど大きくなるので、当初の借入金利のみならず、固定金利期間終了後の金利引き下げ幅も考慮して借入金融機関を選択する必要がある。

固定金利期間選択型の特徴

・固定金利期間(2年、3年、5年、7年、10年など)中の金利及び返済額は変わらない。
・固定金利期間終了後は、固定金利期間選択型や変動金利型を選択できる。
・固定金利期間終了後は、選択した金利型の、その時点の金利が適用され、金利が見直される。
・見直された金利が従来の金利より上昇している場合には、返済額が増加する。(変動金利型の金利変動と異なり、返済額の増加幅には上限が設けられていないために、大幅な返済負担増となる場合がある。)

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